Hipposky

つぐないのHipposkyのレビュー・感想・評価

つぐない(2007年製作の映画)
3.0
134.2171

10代の失恋がきっかけの嘘が相手の一生を台無しにしてしまう。
語り手ブライオニーのパート、ブライオニー主観/創作のパート、ロビーのパートが入り混じる構成だが、物語全体の構成がしっかりしているため、非常にスムースに見ていられる。結局は20作以上も著書を出し、最後の著作として出した半自叙伝という大枠。物語の舞台が戦時中ともあり、ブライオニーの嘘=理不尽な扱い、より大きな理不尽=戦争があり、また映像も非常に美しく豊かに撮られているため、「ブライオニーが一体どのくらい罪の重さと葛藤したか」がぼやけてしまっているのは残念。

お気に入りはロビーと仲間が国境に向け歩く最中、荒野に流れる川の水面に爆撃機が映り込むシーン。
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