銀幕短評 (#196)
「つぐない」
2007年、イギリス。 2時間 3分。
総合評価 72点。
パッケージの絵柄からキーラ・ナイトレイ(「プライドと偏見」#100、83点)が主人公だろうと思っていたら、冒頭からわたしの中での主役は かわいらしいシアーシャ・ローナン 当時13才(「ブルックリン」#42、62点、「レディ・バード」#119、85点)に切り替わった。でもその後の話の流れからいくと、これは正しい解釈だった。
この映画はパート、パートは とてもしっかりとうまく作り込まれているが、それらをかたまりで見ると、どうもすこしチグハグで落ち着かない気がする。脚本の問題だろうか。感性の問題か。
ダンケルクの撤退図は、「ダンケルク」(#89、77点)に劣らない迫真の群像映像を作り出している。これはすごい。
当時はこういうはなしもたくさんあっただろう。
(だいじなコメントを書きました。)