チーズマン

新・喜びも悲しみも幾歳月のチーズマンのレビュー・感想・評価

新・喜びも悲しみも幾歳月(1986年製作の映画)
3.4
植木等が演じる旅行好きのおじいちゃんが灯台守の息子家族の住む所へ遊びに来るとこから始まるホームドラマ。
関わる人達の結婚、孫の成長、時代の流れ、なにか奇想天外なことが起こるわけでもなく最後おじいちゃんが亡くなり看取られるまでの十数年間を描いただけだけど、ちゃんとストーリーを感じれるのは不思議。いや不思議じゃないか遠くから振り返って見れば誰にでもストーリーがあるはず。
ただそこに急にすごいメッセージ性のあるセリフがくるから油断できない。
原恵一監督の「はじまりのみち」でも使われていたこの映画のあるシーンしかり。

ただこの映画が木下恵介監督の自身のセルフリメイクだと知ったのは観終わった後だった。
タイトルに”新” とついてる時点で気づけよと自分に思った。笑
これはオリジナルの方も観ないと。


【DVD】
チーズマン

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