あまり観ない「寅さん」を。
今作はマドンナが
ジュリーということで…
(いや違いますね！)
小気味良い寅さんの台詞まわしと、
自由気ままな風来坊の粋とユーモア。
それからおなじみとらやの面々の、
お節介ともとれるほどの優しさ。
古き良き時代の心地よさを、
安心して楽しめる。
本当のマドンナは田中裕子だが、
私はあまり好きではないので…
アレコレは控えますが。
沢田研二の2枚目なのに口下手で、
奥手な青年っぷりがかわゆらしい♪
キメキメのメイクと衣装で、
スーパースターとして君臨したジュリーの、
本当の素顔はポヤッとした
無口で地味なこの映画の青年みたいだったんじゃないか…と思わせてくれる。
寅さんのキューピッド役も微笑ましいが、
「2枚目にはどうやっても勝てねぇ。」
と自嘲しながら本音をポロリの寅さん。
