Beausum

ペーパー・ムーンのBeausumのレビュー・感想・評価

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)
4.0
びっくり。ずいぶんと好きなタイプの映画でした。
ほんわか映画と踏んでいたら桁違いで斜め上から拳を振り落としてくる系のブラックロードムービーでした。褒めてます。

モノクロ映画は数えるほどしか観ていないのだけども、
モノクロ時代の演技って、ストレートな物言いで意思がはっきりしているようなキャラクターが多くて好み。清々しい。

今作の主演が本当の親子というのも納得するほど、良いコンビ具合がにじみ出ていたなあ。
最後!いいね。愛のお話だね。
色々意表をつかれて、おもしろかったなあ。

そしてこれまた驚いたのが、
『がんばれ!ベアーズ』のあのアマンダ役の子(ピッチャーのませた女の子)と同じ子役ですね。ああいう生意気で男前なキャラクターが映える女優さんだー。

あと子どもが煙草を吹かしている光景というのは、嘘ものかもしれなくても、終始胸がざわざわしていた。肺が真っ黒になるからやめんさいな、、と制したい気持ちが常にあるおこころ。

ジャケットの月に座っているアディのかわいいワンピースが、まさか騙眩かしたお金で手に入れたとものだと知ると、なんとも言えない気持ちなりますな。
Beausum

Beausum