Ren

フィラデルフィアのRenのレビュー・感想・評価

フィラデルフィア(1993年製作の映画)
4.0
【Philadelphia】



■総合評価
演出   ★★★★☆
ストーリー★★★★★
キャスト ★★★★★
音楽   ★★★☆☆
映像   ★★★★☆



■Keyword
[同性愛][偏見][法廷][告訴状]

「6歳の子供にもわかるように説明してくれ。」

「“普通”の人間が平等ではなく、人間は“皆”平等だ。」

「この病気を持つ者は皆、同じです。有罪でも無罪でもない。ただ生きたいだけです。」



■感想
偏見は無知から生まれる。
差別は無知から生まれる。

90年代、今よりLGBTQやマイノリティへの理解が浅かった時代に作られた初めての作品。
その意欲、熱量には脱帽。だから洋画を見るのはやめられない。


アンディの信念、闘う決意。
アンディ家族の理解、温かさ。
ミラーの聡明さ、強さ。

人それぞれ愛の形、愛の表し方は異なる。
けれども人は、愛し、愛される権利がある。
愛に、性別も人種も関係ない。
ただ、人を差別する権利は誰にもない。

この作品に出会えて良かった。
自分も深く考えさせられる作品。



■キャスト
トムハンクス
言うまでもなく、歴史に名を残す素晴らしい俳優。
彼の、アンディの、衰弱していく姿は演技とは思えない。そして衰弱していく中でも、愛と信念は持ち続けている。
難しい役柄を完璧に演じている。脱帽。
【フィラデルフィア】【フォレスト・ガンプ】で2年連続の主演男優賞は、どれだけ賞賛してもしきれないほど凄いこと。彼の作品を鑑賞できるのは本当に光栄。

デンゼルワシントン
彼の作品は何作も見てきたけど、この作品は純粋に彼の俳優としての素晴らしさが表れている作品だと思う。
Ren

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