2019年1月9日
『フィラデルフィア』 1993年制作
監督、ジョナサン・デミ。
この監督さんの作品に『羊たちの沈黙』がある。
ペンシルヴェニア州フィラデルフィア。
アンドリュー・ベケット(トム・ハンクス)は大手の法律事務所勤務。
上司に呼び出されて行くと、重要な裁判を任され、皆からの祝福。
しかし、彼の額にはエイズによるカポジ肉腫が現れていた。
数日間、治療のために職場を休むと、裁判の為に準備をしていた
書類が紛失。
見つかったが、この責任を追及されて、ベケットは事務所を解雇
される。
ベケットはエイズの治療を続けながら、弁護士のジョー・ミラー
(デンゼル・ワシントン)に不当解雇されたと訴える。
解雇の本当の理由は、エイズに対しての誤った知識と偏見であり、
同性愛者への嫌悪と差別意識から事件は起き、意図的に解雇を
されたのだとベケットは説明する。
当初はミラー弁護士もベケットからの感染に不安を持ち、直接
医師からエイズと言う病気について尋ね、自分の偏見を反省する。
そして、一人で戦おうとしていたベケットの弁護を引き受ける。
こんなところにもデンゼル・ワシントンさんが!!
トム・ハンクスさんも若い!
次第にやつれ、痩せていくベケットを痛々しく演じています。
ラスト近く、マリア・カラスさんのオペラを聴きながら、
ベケットが夢中になっているのを、ミラーは放心したように
見つめる…姿は、それぞれが演技を超えたものがありました。
このようなエイズによる不当解雇された弁護士が実際にお二人
ほどいて、その方達を元に作られた映画らしい。
(wikiより)