この歳で見直したらクるーーー。
親目線で見てしまい、ギルバートに感情移入してしまう…。
この映画、田舎の恐ろしさ満載なんだよな。
閉鎖的なド田舎であの家族を抱えるギルバート…これは呪縛だわ。
背負い込むものがありすぎて胸が締めつけられる。
行き場のないモヤモヤはやがて彼を心から笑うことのない人間へと変えた。
そんな時に颯爽と現れるベッキーちゃんの清々しさよ！
まるでそよ風のように優しく彼らの心をほぐしていく。
「自然の摂理で外見は歳と共に変わっていくもの、大切なのは内面」とベッキーが言っていた通り、ほんとに素敵なハートをもっている女の子。
ギルバートやアーニーのこころの拠り所的存在になっていくのも頷ける。
ギルバートと不倫を続けるエロい人妻ベティの存在も私は興味深いなと思う。
ギルバートがベティに「なぜ僕を選んだ？」と訊けば、「あなたならこの町を去らないと思ったから」と、ひどい言い草。
でもベティもギルバートと同じく田舎と家族に縛られていた人だったんだろうなと。
ベティとの最後の会話とか好きです。
ラストシーンも爽やかで良い。
この映画ほんとに大好き(^^)
