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ギルバート・グレイプのoomeのレビュー・感想・評価

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)
4.8

誰しもが、今の場所に息苦しさを感じて
どこかに行きたいけれど、どこにも行けないなんて思ったことがあるだろう

そんな風に狭い町で引っかかったように暮らし、どこか老いたようにあきらめ、暗い目で苛立ちを抑えるギルバート

ところが突然キャンピングカーでブッ込んでくる旅の途中の女の子。

どこだろうと、どんな形だろうといい。
行きたいところに行きたいところへ。
この土地に縛りつけているのは自分なのだと教えてくれる。

家族全ては家族の故に、
お互いを縛ることもあるけれど、
自由になるように背中を押すことも出来る

すてきで、大好きな映画。
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