なると

ギルバート・グレイプのなるとのレビュー・感想・評価

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)
4.7
『What's eating Gilbert Grape』
この原題は秀逸だなと思います。
大好きな映画の1つです。
ギルバートグレイプを食べているのは何か。
これから分かるように、ギルバートの生活を蝕んでいるのは誰か。苦労させているのは誰かというストーリーになっている。

ストーリーも注目ですが、やっぱり演技です。ディカプリオとジョニデ。兄弟関係を演じているが、弟アーニーは障害を少し持っている。ディカプリオは障害のあるアーニーを素晴らしく演技してる。もはやディカプリオに見えない。アーニーにしか見えない。その弟を守る役目でもある兄の演技も文句なしに素晴らしい。優しさも交えつつ、弟を守る苦労や、夫を亡くしてから過食症になってしまった母との関係性もあります。まさに色々なことに自分の人生を左右されてしまっている彼。繊細な演技を見せてくれます。

1番好きなシーンは、アーニーが朝まで風呂に入りつづけてしまい、ギルバートが謝るところです。
兄弟愛がいちばんの魅力だと思ってます。
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