午前十時の映画祭
ああ、やっぱりいい作品。
ずっとスクリーンで見たかったので今回ほんとに嬉しかったです。
ディカプリオの天才ぶりも素晴らしいんだけどこの映画はやっぱりジョニーデップ!
繊細な表情演技がたまらない。
家族のためにしか生きられない、望みを聴かれても自分のことは「いい人間になりたい」としか言えないギルバートが必死に守っているママやマーニーのこと、ほんとは笑いものにする人ばかりじゃないんだよね……保守的だけど、閉塞感の向こうに変わらなきゃって気持ちもみんなが持ってる町。この頃と今では色々変わってしまったけれど、人の本質的な優しさと寂しさが沁みるほんとにいい作品だなとあらためて感じました。
「動けない」のにロードムービーのような話。「何処へでも」行ける、きっと。