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ギルバート・グレイプのveのレビュー・感想・評価

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)
4.5
「何処か」へ旅立ちたい主人公は、同時に家族も愛している。弟が無邪気に「僕たちはどこにも行かない」と口にする時、彼の表情にはその相反した気持ちが映し出される。
まるで「音の無いダンス」のような街で、自分を変えてくれる人に出会い、音楽をバックに踊り始める。このシーンがとっても素敵。退屈な街で時が経つのを待つ彼が、確実に変わっていく瞬間。
いつまでも、この映画は僕の希望であるはずだ。
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