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ギルバート・グレイプのkazのレビュー・感想・評価

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)
4.5
久々過ぎる鑑賞。
なので内容ほとんど忘れてましたね。(笑)
でもまあ逆に新鮮で良かったです!

何もない寂れた田舎町が舞台の話なんですけど、こういう繰り返しの平凡な日常の描写みたいなの大好物なんですよね〜。(勝手にずっと観ていられる系映画と呼んでいます。笑)

しかしそんな中にもちょっとした事件があったり、出会いや別れがあったりで、少しずつ変化していきます。(登場人物たちもみんな良い!)

この映画でよく語られるのは知的障害の弟アーニーを演じるディカプリオのオスカー級の演技なんですが、(←もちろん素晴らしいです。)個人的には兄ギルバートを演じるジョニー・デップの映画だと思うんですよね。(こういう役が大好きです!)
弟の世話を第一に、家族思いで自分のことは二の次。どんだけエエやつやねん!って思いましたよ。

そんな中、放浪の旅をする少女ベッキー(ジュリエット・ルイス)と出会うんですが、独特の感性の持ち主で良いんですよね〜。
カマキリの話のくだりが好きです。(交尾が終わった後にメスがオスを食べちゃうみたいな話)何かの暗示のようにも思えたり…

終盤20分ぐらいの展開は込み上げてくるものがありましたね。ラストも素晴らしい!
きっと繰り返し観るんだろうなぁ〜と思わせる魅力溢れる名作です!!
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