タツベイ

蛇の道のタツベイのレビュー・感想・評価

蛇の道(1998年製作の映画)
4.6
かなり濃い内容をたったの85分に収めた黒沢清は天才。バイオレンス復讐劇かと思いきやホラー演出もあって、後半には予想外の展開が待ってる。
タイトル「蛇の道」が秀逸。今思えば若干のネタバレ要素も含むけど、最後になるほどなあ〜と思わされた。
香川照之の怪演と哀川翔の冷徹な演技がいいバランス。あと杖に武器を仕込むコメットさんという思わぬ角度からの強キャラ。それだけでも普通に映画として面白いのに後半20分くらいの怒涛の展開でさらに面白くなっていった。短い時間でこれだけの見応え。キュアも好きやったけどこっちが黒沢清の傑作と言えるのでは。
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