電気羊

カリフォルニアの電気羊のレビュー・感想・評価

カリフォルニア(1993年製作の映画)
3.3
ブラッド・ピットがサイコキラーを、デヴィッド・ドゥカヴニーが連続殺人事件のライターを演じたサスペンス・ロードムービー。

連続殺人事件を扱った著作を書き上げるべく、ライターはカメラマンである彼女と二人で連続殺人事件の現場をルポしながらマイカーでカリフォルニアまで行く旅に出る計画を立てる。
ガソリン代がかかることを気にしたライターは、ガソリン代を折半してくれる同乗者を募る。
ガソリン代を折半する条件に応じたカップルを同乗者として一路カリフォルニアを目指す。
だが、そのカップルの男の方は、暴行事件で保護観察中だった事件が発覚してないシリアルキラーだった。

ガソリン代がないシリアルキラーは、給油に寄ったガソリンスタンドで、他の客がトイレに入ったところをつけナイフで殺害し、金を奪い取る。
ある晩、ライターの彼女がシリアルキラーの彼女のヘアカットをしていたとき、シリアルキラーにDVを受けていることを知り、シリアルキラーへの不信感を抱く。
その頃、ライターとシリアルキラーはプールバーに出かけていたが、街のチンピラに喧嘩を売られた結果、シリアルキラーはチンピラを過剰に暴行し痛めつける。
モーテルに戻ったライターは、彼女からシリアルキラーカップルとの旅を続けるべきではないと意見を受けるが、ガソリン代のことも考えカリフォルニアまでの旅行を続けることにする。

旅の途中で、ライターの彼女は、ライターがシリアルキラーに銃の扱い方を教わり感化されていく様子や、シリアルキラーカップルがカーセックスしている姿を見てシリアルキラーに嫌悪感を覚え、ライターに次のガソリンスタンドでシリアルキラーを車から降ろすように強硬に主張する。

そして、遂にガソリンスタンドでライターの彼女はシリアルキラーが、指名手配を受けていることをニュースで知り、スタンドの青年を射殺するのを目の当たりにする。
正体がバレたシリアルキラーは、ライターを銃で脅しカリフォルニアまでのドライブを続けさせる。
次の殺人現場に着き車を停車中、パトロール中の警察官に発見されるが、シリアルキラーは銃撃戦の末、警官二人を射殺する。

もはや完全に連続殺人への禁忌の箍が外れたシリアルキラーは、恋人までも射殺し、ライターも殺そうとするが、ライターの彼女の命乞いを聞き入れ、代わりにライターの彼女を人質に殺人ドライブを続ける。

意識を取り戻したライターは、恋人を取り戻すためシリアルキラーを追いかけ、廃屋にて対決。ライターはシリアルキラーを射殺。殺される恐怖から生還できたのだった。

まあ人を見る目は大切ですよ。危機管理能力としてね。
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