ミャクロッタ

ドライビング Miss デイジーのミャクロッタのレビュー・感想・評価

ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)
4.1
この年のアカデミー賞がすごく印象に残っている。映画好きになってじっくり観た初めてのアカデミー賞だったハズ。登場する(ノミネートされた)映画はほとんどが観てない作品だったが、ビリー・クリスタルの司会、主演女優受賞のジェシカ・タンディ、『グローリー』で助演男優を受賞したデンゼル・ワシントンなど、どの瞬間も輝いていて未だに印象が強い。いまとなっては邦画の柄本明、洋画のモーガン・フリーマンというどこにでも顔を出す俳優という印象のモーガン爺さんだが、この年の『グローリー』(なんと助演ではノミネートされてなかった)と本作(主演でノミネート)は神ってたw差別や老いなどの重いテーマを扱っているが、作風はコメディタッチで軽やかな印象に。ぶつぶつと愚痴をこぼしながら互いを必要とする2人の関係にこちらの顔もほころぶ。ハンス・ジマーのテーマ曲もどこかコミカルなフレーズを多用しながらのシンセサイザーの旋律が鮮やかで爽やか。
2016.10.11.