モーガン・フリーマンとジェシカタンディの名演が光る1作。黒人ドライバーと裕福なおばあちゃんとの交流を描く。
こういう展開なのでおばあちゃんがものすごい差別主義者なのかなと思ったが、意外とそんなでもなく、少し不器用なだけって言う所が良い。
最初は運転すら断るデイジーだったが気づいたらいつでも同行させたり、しまいにはプレゼントもあげる関係にまで発展していく様は見ていて微笑ましい。なかなかツンデレ。
けれども60年代がメインなのでやはり、黒人差別が今よりもさらに横行していた時代。露骨な展開がある訳では無いがふとした端々から当時の情勢が感じられる。
わりとシーンごとにぶつ切りだったり、気づいたら数年経っていたりするので、ちゃんと見ていないと置いてかれそう、この映画は2人の長い暮らしの印象的な出来事を切り取って作ったような映画なので、見る時にそうしたことを意識しとくと置いていかれずに済むかも。
ラストのシーンも良い。シンプルだが、味がある。
モーガン・フリーマンの若き頃が見れるかと思ったらもうじいちゃんだった…