ピカル

チャイニーズ・ゴースト・ストーリーのピカルのレビュー・感想・評価

3.9
道士の剣技と、道士が道!道!道っ、と歌う踊り、両側をいくつもの灯火にてらされた長い桟橋の先の水上で琴を弾くスーシン、大きな水瓶の風呂にツァイサンを押し込めるスーシン、妖艶、なぜか何度も見たくなる。あやしい人形や、まといを揺らし街をねり歩く葬列も背筋が冷んやりする。画面は雨や霧で総じて湿っぽい。霊なのに、人間に恋したり、好きになったら霊だったとか、究極の切なさでこれ以上の不毛はない。それがまたいい。
ピカル

ピカル