くじら

フランケンシュタインのくじらのレビュー・感想・評価

フランケンシュタイン(1931年製作の映画)
3.8
怪物の悲しい造形も、絵作りも超クール。鮮やか。やっぱホエールは映画上手いんだな…。

かなり「完璧だ…」と震えるシーンが多くて大満足。
火が絵を締める格闘シーンのダイナミズムや、少女と遊ぶ怪物の絵の美しさ。個人的に、重心が偏って奥まる絵作りにかなり心をやられる。

死体を運ぶお父さんが、喧騒の中歩き続けるシーン。誰が見たってやばいな。

ラストの風車のシーンはもうなんか逆にめちゃくちゃ苦い顔しながら見てた。良すぎて。ホエールは人の大群を描くのが本当にうまい。
くじら

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