KnightsofOdessa

フランケンシュタインのKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

フランケンシュタイン(1931年製作の映画)
3.0
No.58[怪奇映画というより恐怖映画] 60点

『フランケンシュタイン』とは詩人パーシー・シェリーの妻であり小説家でも何でもなかったメアリーが"怖い話しようぜ"という集まりで話した物語を小説化したものである。今では夫よりも知られた存在となっているのが何とも言えない感情を湧かせる。

しかし、怪物が暴走した原因が優生学的な立場から考案された"犯罪者の脳みそ使ったから"なのは残念である。フリッツくんが"良い脳みそ"を持ってきてたらいい子にしてたのだろうか。

「魔人ドラキュラ」でクセの強い下僕レンフィールドくんを演じていたドワイト・フライが今回もフランケンシュタイン博士の傴僂の助手を演じている。すっかり下僕業が板についてきた感じがするが、今回はあっさり殺されていて忘れられているのが悲しいところである。

個人的には物語的にも映像的にも振り切れていなかったため、どうにも好きになれない。
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