井出アリヒサ

レイジング・ブルの井出アリヒサのレビュー・感想・評価

レイジング・ブル(1980年製作の映画)
2.0
デニーロが身体を張って役作りを行なったことが、この作品の最大意義か。

実在のボクサーの話…なんだけど、ボクシングがべらぼうに強くて嫉妬深いクズの話と言った方が正しい。
観た後に主人公であるボクサーについて調べたけど、作品では彼の人格形成に影響を及ぼしたであろう生い立ちも語られず、彼にとってボクシングとは?家族とは?という視点もない(語るには語るが)
感情移入できる人物も皆無で彼を弁護するような描写は最後までなし。
さらに長い上に同じようなシーンばかりなのは、いくらなんでも退屈だった。
井出アリヒサ

井出アリヒサ