女房のことについては誰も信用しないと言うラモッタだが、彼は何に対しても誰も信用していない 甘えることもなくすべて自分でやろうとする そのくせ自分の女には過剰に期待をしている 一見わがままな男であるが、こういうわがままな面は誰しもが持っていると思う しかし、男らしさということを考えたときに、それは正解じゃないという一時回答を出し、ひた隠しにして生きているのが世の大半の男じゃないだろうか 本作のジェイクラモッタは本能のままに生きている だからこそ惹かれるものがあるのだろう 何よりデニーロの役者としての気概が素晴らしい
#RagingBull #1980