レイジング・ブルの作品情報・感想・評価

「レイジング・ブル」に投稿された感想・評価

雄貴欠

雄貴欠の感想・評価

3.6
ボクサーなデニーロ
白黒
そして主人公クソすぎぃ!
でもすごくカッコよかった
ボクシングしてるところは本当に臨場感あった
"私は盲であったが、今は見える"

1人のボクサーの栄光と堕落というストーリーだけではないと思う。
愛する者全てを失い、醜くなり、失敗をしながらも、己を失うことは決してない、不屈の男のストーリー。

とても愚かで悲しい話ながらも、生き様に対しては否定しきれない、そんな男の話でした。

生々しく痛々しいシークエンス。だが、それが彼の不屈の精神を最大限まで引き出していた。
哀しいの
モモモ

モモモの感想・評価

3.2
スコセッシの映画はみんな孤独で良い。
デニーロ×スコセッシコンビ作品のパブリックイメージは、名コンビ、とか、粒揃いってとこかな?
でも自分は好きなの無いんよね。
特に、よく一緒に出てるペシが苦手で。
自身がボクシングファンということもあり、その観点で観た映画。
実在のプロボクサー、ジェイク・ラモッタの自伝を元に製作された作品、なのでそれだけでファンにとっては興味深い内容。何度も見返した。
本作品の好みは置いといてデ・ニーロの本作品に対する役作りにはただただ敬服。
よってこのスコアとなった。
あ

あの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

デニーロアプローチ究極の一本。

スコセッシらしさが全開ですわ。いわゆる自伝のような作品。ロッキーのような万人ウケする作品とは違って、裏側を描いてる。ロッキーみたいにうまいこといく人ばかりじゃないよ、こんな人生もあるよって教えてくれる。どん底に落ちていたスコセッシ自身、ジェイク・ラモッタの転落人生に自身を重ねていたのかもしれない。


全編モノクロで構成されていて、スコセッシではおきまりのデニーロ&ジョーペシがキレッキレで手がつけられん。デニーロ演じるジェイクはまさに肩書きの“怒れる雄牛(レイジング・ブル)”のごとく怒鳴り散らしてばかりで、ジョーペシ演じる弟のジョーイもその血を継いでブチ切れる。やっぱりキレさせたら一番やばそうな奴はジョーペシ。怖すぎ。たまんねえ。ジョーペシはスコセッシ作品ではおきまりのブチ切れ役で、もちろんこの作品でも見せ場?あります。はいはいきたきた!ってなるくらいだしもう笑ってしまう。


そんな短気な兄弟だけど、兄のジェイクが特にダメな男で、ボクシングの実力は大したもんだけど、自己破滅で転落していく。面白いのはここからかな。個人的に初見で一番印象に残ったのは刑務所で壁をボコボコに殴るところか。半端ないくらい哀れで惨めで、だけど同情してしまうくらい哀愁を感じて、モノクロ故に光と影がうまく織りなしてなんとも言えない気持ちになる。「あぁなんでダメな男なんだ俺は」と絶望に打ちひしがれるジェイクに、感情移入なんてしないけど(デニーロの凄まじい役作りのせいで)、誰もが同情してしまうと思う。2回目だとオープニングのシャドーボクシングで胸が熱くなるんだけどね。

それからタイトル返上する試合もなかなかの見もの。魔の13ラウンドで文字どおりタコ殴りにされるシーンがやけにリアルで迫力がある。パンチ一発がなんて重いんだ。飛ぶ血しぶきと汗。ロープに滴る血が激戦の証だ。40年近くまえの作品なのにこの迫力とは恐れ入る…。シュガーのストレートラッシュを真っ向から受けて、「沈まなかったぜ。ダウンしなかった。そうだろ?倒れなかった…」と呟くジェイクに痺れる。

なんだろ、スコセッシはじわじわ良さがわかってくる感じが好きだ。
試合シーンの迫力が圧巻。
モノクロで全体的に締まりのある映像と
躍動感溢れるカメラワークが
非常にストイックで格好いいです。
ドラマとしては結構シンプルな話ですが
モノクロの映像が切なさを引き立てていて
非常に哀愁を感じました。
ラストの新約聖書からの引用など
考えさせられる作品でもあります。
デニーロの役作りも凄い。
見所は色々あるけど、一番はジョー・ペシのブチ切れシーン。グッドフェローズやカジノでもそうだけどチビで短気者の暴力ってリアリティあるんだよな。
ジョー・ペシの声だけで、これこれ!ってなる。

Blu-ray所有(キャンペーンにて)
ボクシングで駆け上がってくリングと、家族ができあがってく映像のオーバーラップが、すでに儚い。時間を極端に使わないことによって、その脆さを感じさせる。
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