レイジング・ブルの作品情報・感想・評価

「レイジング・ブル」に投稿された感想・評価

雄貴欠

雄貴欠の感想・評価

3.6
ボクサーなデニーロ
白黒
そして主人公クソすぎぃ!
でもすごくカッコよかった
ボクシングしてるところは本当に臨場感あった
スコセッシってたぶん、僕には合わないんだろうな
ジェイクラモッタのプロボクサーとしての半生を描いた映画
カヴァレリア・ルスカーニが流れるオープニングシーンは
僕が今まで見た中でも屈指のオープニングシーンだと思う
まず白黒がこんなに美しいことにビックリ
リング上で対戦相手を待つデニーロは
まるでリングに舞い降りた天使のよう
観客からみると神聖なリングに上がる選手は
ああ見えるということなのでしょうか
しかし、リングを降りればどんな名選手もただのひと
私生活でトラブルがあるのも当たり前
彼はリング上では無敵のボクサーだったかも知れないが
私生活は打たれ弱かったのかもしれない
AikoTanaka

AikoTanakaの感想・評価

4.0
デニーロレジェンドを作った作品。彼がガチのボクサーでしかない。役者魂全開やね。
マト

マトの感想・評価

4.0
冒頭、マスカーニのカヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲が流れる中、対戦相手を待つ主人公がリングの上でガウンに身を包みながらシャドーボクシングをするシーンの美しさよ。光と影、野心と不安、自信と畏れ、そして孤独…ボクサーの持つありとあらゆる感情を表現しているような神々しいカットだ。これまで観てきた映画の中でも指折りの美しいオープニングと言えるかも。
そしてそれは20年以上経ってスタンダップコメディアンとなり、肥えた身体を持て余しぎみに楽屋で一人ネタをリハする姿と同一人物とは思えないほどあまりに対照的だ。

というか拳聖シュガー・レイ・ロビンソンとのじつに6度にわたる激闘にクローズアップして作品を作ってもたぶんすごく面白いものができると思うんだけど、本作はそういう作風ではなく、元ネタが自伝らしいのでいわゆるスポーツ映画的な盛り上がりにはもうひとつ欠ける。けれどもモノクロ映像での試合のシーンは見応えがあるし、ドラマ部分は弟や妻との愛憎なども深く描かれている。なによりデ・ニーロの役へのこだわりがとにかく凄まじい。
ラモッタご本人は90歳を越えた現在も健在だというから驚きだ。
怒れる猛牛の怒れる半生

映画好きが惚れる映画監督マーティンスコセッシが描くボクシング映画

「ロッキー」シリーズや王道のボクシング映画とは違った視点で描いたボクシング映画

芽が出ないボクサーが大物ボクサーと戦う機会を得てひたすらトレーニングし王者に挑むこれが従来のボクシング映画なのだと思うのだが本作はデニーロ演じるジェイクラモッタの半生を描いたドラマだ

従来のボクシング映画のようなスポ根要素はあまり感じられない
試合シーンは淡々としている
ジェイクラモッタは元々めちゃ強い設定だからかピンチになることもほとんどない
そんなラモッタが陥るピンチは八百長、妻との嫌悪関係、短気が災いし実生活が悪い方向に転がる
現実こそジェイクラモッタのライバルであるのだと思う

本作はデニーロの怪演が素晴らしい、年齢と時期に応じて肉体変化するデニーロの徹底的に役に入り込む姿勢は改めて驚かされる
弟のジョーペシは本物の弟なんじゃないかと勘違いするくらい相性抜群
「リーサルウェポン」の弄られキャラが好きなだけに「グッドフェローズ」や本作、スコセッシ映画のジョーペシはただただ怖い印象だ。ふとした時に頭の血管がキレ襲いかかるこいつに関わったら絶対ヤバい感が最高

夢への挑戦、栄光、堕落、キャリア後の人生
「ロッキー」みたいな華々しさはないただひたすら泥臭く、どん底を生きた男の半生

こういうボクシング映画があっても良い
Yoko

Yokoの感想・評価

3.2
 ニューヨーク州ブロンクス区を拠点に1940~50年代に活躍したミドル級ボクサー”ジェイク・ラモッタ”の人生を描いた物語。

 「嫉妬」に狂った男の人生の虚しさ。
ボクシングのアッパーカットのような爽快感は皆無であり、なかなか見続けていて辛いところがある。
引き締まった肉体が肥え太っていきながら徐々に崩壊を迎えるというのはまさにボクサーならでは。
 同時に、嫉妬が抱える暴力性の由来としてボクサーを体良く当てはめているだけとも見れる今作を手放しで評価することは難しい。
ただ、デ・ニーロの体重増減とヒロインの貫禄っぷりは凄い。
オールタイムベスト1
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