少女のイマジネーションと落ち行く青年の絶望が織りなすお伽話
これはど真ん中に好みだった
構想26年、撮影4年。CGほぼ無しの壮大なロケーションに石岡瑛子さんの鮮烈な衣装、圧倒的映像美とフィクションへの愛。この“お話し”が狂おしいほど大好き
世界各地の美しい情景と絶望希望幻想現実、混じり合う感覚と残る優しさがたまらない
主役二人の会話のラリーが自然過ぎると思ったらほぼ即興、二人の距離感は役者と役柄にリンク
監督が17年集めた物語の舞台も可能な限り女の子に選ばせたと言うから驚き。とにかく主役カティンカちゃんの魅力が凄い
「汝、落下を畏れるなかれ この美しき世界を 仰ぎ見よ」