爆裂BOX

マインドハンターの爆裂BOXのネタバレレビュー・内容・結末

マインドハンター(2004年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

7人のFBI心理分析官候補生が孤島で最終試験を受けることになるが、開始早々仕掛けられた罠で一人が死亡。彼らの中に殺人鬼が潜んでいることがわかり…というストーリー。
「ダイ・ハード2」や「ディープ・ブルー」のレニー・ハーリン監督によるサスペンス・スリラーです。久しぶりに再見しましたが、やっぱり面白いですね。ハーリン版「そして誰もいなくなった」という作品ですが、正直謎解き要素には力入ってないですね。プロファイラー目指してるのにドンドン犠牲者出てもろくにプロファイリングしませんし。その代わりやはりアクション派の監督らしくLL・クール・JのSASUKEシーンや終盤の格闘戦などアクション面に力入ってるのは「この監督らしいなぁ」と思いましたね。ラストの犯人との水中での銃撃戦と潜望鏡射撃のアイディアも面白いですね。
「ディープ・ブルー」に続いてLL・クール・Jが出てますが、キャスト陣の中で知名度の高いクリスチャン・スレーターやヴァル・キルマー等を早々に退場させる展開なども「ディープ・ブルー」に似てますね。特にスレーター主役っぽく出てきただけにあのシーンは衝撃でした。
「コールド・ケース」のキャスリン・モリスや「エレメンタリー」のジョニー・リー・ミラー等海外ドラマ好きとしては「おっ!」となるキャスト陣もイイですね。「ハムナプトラ」のアナクスナムン役のパトリシア・ヴェラスケスやクリフトン・コリンズ・jrも車椅子姿で出演してます。
液体窒素で凍らされてバラバラになったり、強酸で溶ける顔などゴア描写もちょっとあります。あのタバコのエイリアンの血なみの強酸性の物質は何だったんだろ?
死体の爪に付着してた血液をメンバーの血液と照合するシーンは疑心暗鬼のドラマと同時に「遊星からの物体X」へのオマージュでしょうね。
終盤でLLが犯人ぽい感じを出してましたけど、「絶対犯人じゃないだろうな」と思ってました。犯人の正体は意外でしたが、サイコパス具合は悪くなかったですね。結局この犯人とLLが一番プロファイリングしてたな(笑)
やはりお面白く、楽しんで見れた作品でした。