物っ凄く報われない主人公の不幸話を
ポップかつミュージカルタッチに
描かれた作品。ずっと観たかった。
映画の登場人物で奔放に生きる
小悪魔の様な人物に憧れるのは
私も松子側の人間だからなんだろうな
同じ事しても許されなかったり
何故だか自分のせいにされたり
そしてそんな事も仕方ないと
飲み込んでしまったりグサグサ。
1番最初に無条件で愛してくれる
はずの親からの愛が感じられないと
そのぽっかり空いた穴を埋めようと
愛してくれる存在を求めるけれど
人というのは自分と似たものに
惹かれるもので愛し方を知らない
不幸にズルズルと引きづり落とす
様な人物にばっかり道連れにされる
不幸慣れってこういう事なんだろうな
人生ずっとそんなのばっかりで
可笑しい事すらわからなくなるのよね
愛されることって自信に繋がるから
そんなに綺麗じゃないのに何故か
自信たっぷりな子はきっと両親に
愛されて育ったんだろうなって思うし
綺麗なのにどこか申し訳無さ気で
伏し目がちで自信無さそうな美人は
思わず大丈夫って抱きしめたくなる
私は後者の方が好き。