ちゃあぽむ

嫌われ松子の一生のちゃあぽむのレビュー・感想・評価

嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)
3.4
物っ凄く報われない主人公の不幸話を
ポップかつミュージカルタッチに
描かれた作品。ずっと観たかった。

映画の登場人物で奔放に生きる
小悪魔の様な人物に憧れるのは
私も松子側の人間だからなんだろうな

同じ事しても許されなかったり
何故だか自分のせいにされたり
そしてそんな事も仕方ないと
飲み込んでしまったりグサグサ。

1番最初に無条件で愛してくれる
はずの親からの愛が感じられないと
そのぽっかり空いた穴を埋めようと
愛してくれる存在を求めるけれど
人というのは自分と似たものに
惹かれるもので愛し方を知らない
不幸にズルズルと引きづり落とす
様な人物にばっかり道連れにされる
不幸慣れってこういう事なんだろうな
人生ずっとそんなのばっかりで
可笑しい事すらわからなくなるのよね

愛されることって自信に繋がるから
そんなに綺麗じゃないのに何故か
自信たっぷりな子はきっと両親に
愛されて育ったんだろうなって思うし
綺麗なのにどこか申し訳無さ気で
伏し目がちで自信無さそうな美人は
思わず大丈夫って抱きしめたくなる
私は後者の方が好き。
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