kazu1961

レディ・イヴのkazu1961のレビュー・感想・評価

レディ・イヴ(1941年製作の映画)
4.0
🔸Film Diary————————————————-
▪️本年鑑賞数 :2021-461 再鑑賞
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 448/1001

🖋先ずはオープニングロールのアニメに意表を突かれます。シルクハットを被った蛇が、リンゴに縁取られたタイトルを木にかけます。そして蛇の研究を終えて船に乗り込もうとするフォンダの頭にリンゴを落とすスタンウィック。禁断の実をイヴがアダムに食べさせた旧約聖書を踏襲したシーンに早くも面白そうな予感が。。。スタージェス監督の演出の素晴らしさですね。

🖋41年のNYタイムズの年間ベスト10で『市民ケーン』を押さえてベスト1に選ばれた作品。なのに日本では94年のスタージェス祭まで未公開でした。これぞ30〜40年代のスクリューボールコメディ、センスの良いドタバタ恋愛劇、女詐欺師と世間知らずの御曹司のすれ違いのロマンスを楽しく描いています。

🖋主演はバーバラ・スタンウィック、ヘンリー・フォンダ。スタンウィックの快活な会話とフォンダがこんなこともやるんや!!と思わせる絶妙なおとぼけ喜劇役者ぶりは見応えあります。

😆物語は。。。(参考:allcinemaより)
蛇にしか興味のないチャーリーは南米での長い実地研究を終えて帰路につくが、彼が大ビール会社の跡取りと知った船の独身女性客から注目を一身に浴びて閉口ぎみ。そこへコンビの詐欺師親子、大佐ことハリントン(C・コバーン)と娘ジーンは彼から大金を巻き上げようと、腕によりをかけるが、そんな彼女に一目惚れのチャーリーもまんざらではない様子。しかし、パーサーの廻した手配写真に二人の想いは露と消され、双方、傷心を抱え船を降りる。しばらくして、詐欺師仲間がチャーリー家に出入りし財産を狙っていると知ったジーンは、淑女“レディ・イヴ”になりすまし、警告のため再び彼の前に姿を現す。

🔸Database————————————————-
🎥邦題 :『レディ・イヴ』
原題(英題):『The Lady Eve』
🎥製作国 :アメリカ
🎥初公開 :1941
日本公開 :1994/04/23
🎥上映時間 :93分
🎥受賞 :※※※
🎥監督(製作):プレストン・スタージェス
脚本 :プレストン・スタージェス
原作 :※※※
撮影 :ヴィクター・ミルナー
音楽 :ジグムンド・クラムゴールド
出演(声優):バーバラ・スタンウィック、ヘンリー・フォンダ

🔸Overview (映画. comより)———————
美人の女詐欺師が蛇にしか興味のない御曹司と恋に落ちるラブ・コメディ。監督・脚本は、脚本家として映画の道に入り、数々の話題作の脚本を担当しながらも、「サリヴァンの旅」「結婚五年目(パーム・ビーチ・ストーリー)」「殺人幻想曲」などスクリューボール・コメディの名作を自ら監督してきたプレストン・スタージェス。製作はポール・ジョーンズ、原作はモンクトン・ホッフェ、撮影はヴィクター・ミルナー、編集はスチュアート・ギルモア、美術はハンス・ドライヤー、音楽はジグモンド・クラムゴールドが担当している。主演は、女詐欺師に、「ステラ・ダラス(1937)」「教授と美女」「私は殺される」のバーバラ・スタンウィック、彼女が恋に落ちる世間知らずの御曹司にジョン・フォード、ジョゼフ・L・マンキーウィッツ、ロバート・アルドリッチといった名匠の作品に数多く出演しているヘンリー・フォンダ。その他、エルンスト・ルビッチの「天国は待ってくれる」などに出演し、片眼鏡に葉巻がトレード・マークのチャールズ・コバーンや、苦みばしった顔をしながら根は優しい男を演じて定評があり、「スミス都に行く」などに出演しているウィリアム・デマレストなど。
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