どーもキューブ

めしのどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

めし(1951年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

 成瀬監督のある夫婦のヤキとめし


日本4代巨匠、黒澤、溝口、小津、成瀬監督作品。

僕はこの中で成瀬が一番好き。

夫婦上原謙と原節子。

姪の突然の訪問、上原と仲睦まじい、原嫉妬。

そこへきて「めし」を言う上原。

実家に帰り、母杉村春子が冷静に迎える。(今作杉村は珍しく静め)素晴らしい助演

ここで原の心がかわるきっかけとなる中北千枝子!見てる方もハッとさせる。夫がいなくなり単身新聞を売る。

このシーンが実に良い落差カット。

原はいつしか、戻り上原も原を探す。

スランプ気味の成瀬は今作でヒット。

ラストのホッとする感動がなんとも好きだ!

追記 追悼原節子さま

私が「浮雲」の絶望的なずるずるに全く拒否と若さゆえついて行けず、見てから成瀬監督の大人びた巨匠ぶりに、たじろいたころ。

本作と出会い、たまげた。そして一番好きな四大巨匠の監督になった。

原さんは、本作では、小津映画にはない、所帯じみた妻役。

いじらしいほどのふるまい
いらだち
やきもち

ふるびたおひつからの めし

ありがとう原節子さま!
大好き成瀬巳喜男!