あ〜、ヨカッタ。と、ホッとした。
上原謙と原節子が夫婦。
どこにでもありそうな夫婦の日常を映画にしただけで、こんなにハラハラするもんなんだなぁ。
生まれ育った実家に何年ぶりかで帰ってきた時の描…
「無限な宇宙の廣さのなかに人間の哀れな営々としたいとなみが私はたまらなく好きなのだ」。我々は微力でしかないが、我々にとってはそれが全てである暮らし・営み。暮らしの反復と人の関係の全てが、めしと夫婦で…
>>続きを読む配役が小津安二郎と似てるんで、なんで成瀬巳喜男は、このキャスティングをしているのか疑問が?絶対言われるのにね小津安二郎か!本作は、中年の危機を描く。旦那の妹が乱入して、より嫁が気分を害し始め家から出…
>>続きを読む当初旦那は気が利かない男かとおもいきや割といい人間。
引っ掻き回すさとこちゃん(こわい)に嫉妬して切れる原節子も少し沸点が低い。
なんとなく有耶無耶なまま和解するが、別れる案もあったらしい。
たま…
このレビューはネタバレを含みます
原作は、林芙美子の未完の絶筆だというが、「監修:川端康成」というのが凄い❗
リアリティ溢れる描写を盛り込んで、「倦怠期の夫婦」という暗鬱な題材ながら、軽妙な親しみやすい上質なホームドラマに仕上がっ…
久しぶりに古い日本映画を観た。「めし」な作品かと思い見始めたが、倦怠期の夫婦の愛を描く作品。顔を見れば「腹が減った」「めし」という夫に愛想を尽かし、故郷の東京へ一人帰る妻。昔はそんな夫が主流だったん…
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