冒頭初之輔より先にお勝手場で猫に飯をあげたところは笑いましたが、ようはそういうことなのでしょう。寿司サムライみたいなものを出されてもただの観光産業にしか感じませんが、本作のような靴を脱ぐか脱がないか…
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草臥れた靴、仏頂面の原節子、酔った上原謙、お調子者の大泉滉、子連れの中北千枝子…は憶えていた。並木座案件。職場の机に向かう上原の横移動にキュッキュッという音が重なり、新しい靴のアップ。上原と姪の島崎…
>>続きを読む上原謙と原節子の夫婦の間に東京から来た上原謙の姪島崎雪子が訪ねてきてから、夫婦の間の隙間のようなことを原節子が意識しだしで、モヤモヤするという話。まぁこの島崎雪子が実にふらふらしてて破壊力抜群。周り…
>>続きを読む倦怠期の夫婦がメインというのが「驟雨」とよく似ている。
姪っ子が遊びに来る所も同じ...だけれど、本作の姪・里子は自分が可愛いばかりの我儘で(確かに文句無しに可愛い)、悪気ないふうを装って、徐々に夫…
高度経済成長期における前衛的アンチフェミニズム映画なのー?"めし"なんてチョーシニカルなタイトルつけんじゃんかー!フンフン…ってしてる間に、アララ?まじ?結局そんな感じに丸く収まっちゃうわけ〜?まぁ…
>>続きを読む成瀬巳喜男作品3作目。これまでに観た「浮雲」、「秋立ちぬ」が、なかなかに捻くれた男女関係を描く作品だったので、本作もそんな作品を期待していたが、こういうストレートな夫婦物の作品も作るのか、というかな…
>>続きを読むディテール凝りまくりの人間関係に次ぐ人間関係。
自分の人生はこれでいいのかと悩み時に嫌になったりしながらも共に平凡な日常を過ごしていく。外から見ればそれでいいのかと言いたくなるが、流されながらも生…