オカルト博士

ストーンのオカルト博士のレビュー・感想・評価

ストーン(2010年製作の映画)
3.5
「人生の目的は行為であって、思想ではない。」ト-マス・カ-ライル

これ思ってたのと全然違いましたよ。
もっとドロドロしたサスペンス作品かなと…でもスト-リ-は良かったと思いました。☆

簡単に説明すると、定年間近の刑務所の仮釈放管理官ジャック(ロバ-ト・デ・ニ-ロ)が最後に受け持つ囚人は放火犯のスト-ン(エドワ-ド・ノ-トン)で…☆この囚人がまたチャラい感じでデニ-ロ管理官に印象が悪いんです。「反省してるのか?このままでは仮釈放なんかさせへんぞ!」「頼むから一刻も早く仮釈放してくれよ~!!!」みたいなやりとりが続きます。そんで囚人のノ-トン君は自分の奥さん(ミラ・ジョヴォヴィッチ)にデニ-ロ管理官を誘惑してくれへんか~みたいになります。デニ-ロは毎週教会にお祈りに行く信教者ですが、最近?宗教に対して少し疑問を持ち始めてる感じなんですね。で結果ミラジョヴォに誘惑されてエッチしちゃいます。でノ-トン君の方は刑務所から出たくて堪らんようになりウツ状態になります。で刑務所にある宗教の本を読みあさり神を信じるようになり改心するんです。←完全に悟りを開いたノ-トンにデニ-ロが「はあ?何をゆうてんねん!なんでそうなんねん?」みたいになるお話です。

善も悪も宗教によっては考えも違ってくるようです。根底には道徳があるんだけど。
例えば、デニ-ロがミラジョヴォヴィッチに誘惑に負けてエッチしちゃいますが、これって悪い事かな?←アカンやろ誘惑に負けやがって!って言ってるアナタは神として生きてゆけるだろう。いや神の領域だ。もう宗教はいらないだろう。でもミラジョヴォヴィッチ凄いエロいですね~☆誘惑に負けるじゃなくて、当たり前の事やろ。神が与えてくれたご褒美かも。
デニ-ロはおじいちゃんで、自分がまだ男として通用するかミラジョヴォで試したかったんだと思う、きっと。

序盤のデニ-ロとノ-トンの会話~☆
ノ-トンがデニ-ロに質問ぜめです。
「あんた、まだアソコ勃つのか?」
「……。」
「年老いた奥さんのカラダ見て欲情するのか?」
「……。」
「やりたくなったら性欲にどう蓋してるんだ?」
↑デニ-ロの困り顔に哀愁があってなかなか良かったですよ (笑)

だからみどころをマトメると◎
☆常に哀愁が漂うデニ-ロの顔
☆エドワ-ド・ノ-トンの変わり様
☆ミラ・ジョヴォヴィッチのエロさ
となります。