あざらし

新少林寺/SHAOLINのあざらしのレビュー・感想・評価

新少林寺/SHAOLIN(2011年製作の映画)
3.8
「形あるものは全て虚妄なり」

数珠を数えながら念仏を唱える少林寺の僧侶たちがいました。

1912年、中国各地の軍閥は列強諸国と手を組み激しい内戦を繰り広げています。

そのため、河南省の登封も殺伐としています。多くの死体や荷物があちこちに転がっていたのでした。

僧侶たちはその光景に心を痛めながら供養をしていましたが、そこへ逃げる兵士たちと皆殺しをしようと追う兵士たちが走ってきます。

とても残虐で戦争に優れている将軍である候杰は、娘を亡くしてから出家をし少林寺で仏性を学んでいきます。

そうして仏の教えと稽古の中で人の心を取り戻していくのでした。

少林寺にいる人々の生活がとても清らかで美しく、とても辛くて大変でしょうが、本当の幸せはその中にあると感じてしまいます。

アンディ・ラウやジャッキーチェンなど錚々たる出演者のキレのあるアクションが観られる映画です。

少林寺で訓練している多数の武術の稽古のシーンが見られますが、その中でもアンディラウは一際、武術が美しいと素人の私にも一目瞭然です。

「金と泥、どちらが役に立つ?」
「もちろん金だ」
「種を蒔くのなら?」
あざらし

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