一

スイミング・プールの一のレビュー・感想・評価

スイミング・プール(2003年製作の映画)
3.5
フランソワ・オゾン監督作品

静かな南仏の別荘を舞台に、スランプを迎えた堅物で年増の女流作家と、嫌味なほどに若さを振りまく現代娘の奇妙な関係性をスリリングに描く

シャーロット・ランプリングと、『引き裂かれた女』のリュディヴィーヌ・サニエという俺得すぎるキャスティングの時点でこの映画の見応えは確約されている

画面から溢れんばかりの徹底されたエロティシズムがとにかく最高で、嫉妬混じりの視線の交わし合いも秀逸
今日だけは勝った…みたいな感じでニヤッとするシーンも最高に好き

なにより美女 × プールの相性の良さは異次元
こんなん見せられてしまうと、男はもう何にも言えません…

ロメール的な女同士の静かな闘志の物語から一転、脈絡のないあまりにも唐突なサスペンス展開に多少は困惑したけど、答えを出さないオチも比較的好み
結果的には上質なミステリーとして完成されていました👏🏻

〈 Rotten Tomatoes 🍅83% 🍿67% 〉
〈 IMDb 6.7 / Metascore 70 / Letterboxd 3.3 〉

2021 自宅鑑賞 No.389 U-NEXT
一