神経質で感じの悪い作家役のシャーロット・ランブリング、公開当時のおん歳57歳。
そんな還暦間際の彼女が惜しげもなくヌードになっているんだけど、若くてピチピチのリュディヴィーヌ・サニエの裸体よりずっと美しいことに驚愕を禁じ得ない。
終盤付近までは何か起きそうなのになかなか起きない、二人の共同生活(日常)が淡々と紡がれているのだけど、不思議と退屈はしない。
そして残り20分、このまま終劇かと思いはじめたくらいからまさかの急展開。
しかしそれも、これといった波乱もないまま収束して、アレ?っと肩透かしかと首を捻ったところでまさかの謎掛け。
一見シンプルで退屈しそうな雰囲気はあるけど、最後までしっかり楽しめる良作。