どの世界にも闇の部分はあるものだけれど、ポルノ業界にぬかるみのような深い闇があるであろうことは容易に想像がつく。だから内容にとりわけ衝撃を受けることはなかったが、田舎町のアイスクリーム店の売り子からトッププレイメイトにのし上がった女性の実話ベースの話を、聖母のようなオーラさえ感じられる清純？なヌード写真の美しさ、そして彼女の栄光と闇を歯切れのよいテンポとリズムで一気にみせられ予想以上に面白かった。
主演女性が、似てるなーと思ったらやっぱりマリエル・ヘミングウェイでびっくりした。ウディ・アレン『マンハッタン』で学生役だった彼女、こんなエロチックな役をこなすとは…別人のよう。そしてヒモ男を演じたエリック・ロバーツのクズっぷりと狂気がすごい。(ジュリア・ロバーツのお兄さんだとか。私は初めて見た)。
実際‘プレイボーイ’の紙面を飾ったグラビアはどんなものだったんだろう…ちょっと興味が湧いた。
