ちろる

ヒックとドラゴンのちろるのレビュー・感想・評価

ヒックとドラゴン(2010年製作の映画)
4.1
バイキングのおちこぼれのいじめられっ子だった少年ヒックが、ひょんなことからドラゴンと友情を育み、自らの島を救う。
児童文学の映像化とあって、ストーリーの展開がダイナミックで分かりやすいのも魅力だが、とにかく映像が美しい。
ヒックがドラゴンに乗って飛び回る空の美しい色、そのスピード感どれをとっても素晴らしい!
ハリーポッターの一話でのクィディッチ・ワールドカップ を観た時の感動久しく、大人の私1人きりでもワクワクさせられてしまう映像体験だった。
正直、ドリームワークス。
ディズニーやピクサーのアニメの二の次になってしまいがちでしたが十分にそのトップを脅かす存在。
戦々恐々としてるでしょうね。
ストーリーも一切破綻することなく、ヒックが着実にドラゴン遣いとしての才能を発揮する成長物語としても、ドラゴンとだけでなく仲間との友情を育むジュブナイル物としても、そして親子の絆もしっかりと描いて父親の成長も描けていたのはとても良かった。
正直今の技術ならばこれも実写化可能だったでしょうが、あえてCGにしたことにより、よりファンタジーな世界観を作り出すことに成功したのかもしれません。
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