こぎれいにまとまった共生のお話。子ども向けということを念頭において見ると吉。
1番大きな感想としては、改めて、欧米と日本では自然や動物に対する考えが全く違うよなということを感じた
元タイトルが「How to train your dragon」と知ってまずびっくりした。
邦題が「ヒックとドラゴン」になっているのは日本風でとてもいい翻訳やな
対等な感じがする
あと締めでドラゴンをペットと言っていたのも、おお〜!となった
まあこれは冒頭の
The only problems are the pests.
を
The only upsides are the pets.
と対照したいからこそのワードかもしれんけど。うーん、でもそれでも違和感あるな(笑)
自然共生がテーマとなると日本で対比になる作品はもののけ姫がまず挙げられると思うけど、こだまやシシ神をペットにしようとかまず発想がうちらは浮かばんから(笑)すごい違い。これ研究テーマにして深堀できそう、てか既出でたくさんありそう。なんでこんなに違うんやろう
結末もヒックとドラゴンはドラゴンをペットにして終わりやけどアシタカとサンは「サンは森で、私はタタラ場で暮らそう。共に生きよう。会いに行くよ。」なんよな
もののけ姫見たくなってくるな!!!!
自然共生のほかに父殺しというテーマもあり、ドラゴンを殺すという通過儀礼を放棄し父親の価値観を否定、その後誤った判断をした父親の尻拭いを息子がするという形で為されていました。このへんの心理描写けっこう丁寧で好きだったな。親父まじ人の話きかんな〜