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Oh!ベルーシ絶体絶命のHKのレビュー・感想・評価

Oh!ベルーシ絶体絶命(1981年製作の映画)
3.2
ベルーシの記者は、コラムニストのマイク・ロイコがモデルだと言われているこの映画は当初、この間から続けて書いてるマシュー・ロビンスとハル・バーウッドのコンビが手掛ける予定だった。それがなぜマイケル・アプテッドに代わったかは知らないのだけど、興味深いのはアプテッドはその後、またしても山女映画『愛は霧のかなたに』(88)を撮るから。好きなんだな。ちなみにアプテッドは、元々はドキュメンタリ作家だった。山でベルーシは山女のブレア・ブラウンと恋に落ちるが、でもここは自分の居場所ではない。シカゴに戻ると、今度はブラウンがやって来た。ずっと一緒にいたいが、シカゴもまたブラウンの居場所ではないのだ。山に帰ります。駅まで送って行くよ。だが、名残惜しいのでさらに次の駅まで送る。さよなら。しかしまだ名残惜しいのでさらに次の駅まで送る。またいつか。ところがまだまだ名残惜しいので次の駅まで…って、面倒だ、結婚してください!そうしてふたりはそれぞれ自分の居場所へと帰って行く…。この、結婚して別れるという展開はガキの頃とてもショッキングで、これが大人の恋なのか、と思ったものである。
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