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愛の記念にのsonozyのレビュー・感想・評価

愛の記念に(1983年製作の映画)
3.0
1983年、モーリス・ピアラ監督作。
セザール賞作品賞と、サンドリーヌ・ボネール(当時16歳)が主役デビューで有望若手女優賞。
GYAO!にて
https://gyao.yahoo.co.jp/player/00569/v08478/v0828500000000527421/

「あなたは分かっていません。女があなたに抱かれるために別の男とキスすることを。」というミュッセの戯曲『戯れに恋はすまじ』のセリフの練習風景から、「COLD SONG」が流れる中、兄が借りた船の先端に立つ白いワンピースのシュザンヌ(サンドリーヌ・ボネール)の後ろ姿が印象的な導入。

シュザンヌは同級生の彼氏リュックとしそうでしない関係。笑;
そんな中、ある夜のパーティで知りあったアメリカの兵士と一夜を過ごしてしまう(どうやら処女を捨てた模様)。
それを機に、シュザンヌは夜遊びしつつ、他の男たちとも関係を持つ。

シュザンヌの家は毛皮加工職の父ロジェと2人の職人、戯曲家を目指しながら家業を手伝う兄ロベールと母ベティ。
朝帰りが続くシュザンヌにキレる家族たち。(父も兄も母もシュザンヌの顔面殴りすぎ。笑;)

ある晩、帰宅したところを父親と鉢合わせたシュザンヌは、初めて父と話し込むが、突然父は家を出ると告げる・・・

その後、シュザンヌは結婚したのに浮気相手と旅行に行く彼女を見送る父。(訳分からん!笑)
「相変わらず人を愛せないんだね。いつも愛されることしか考えてないんだね。」と。
シュザンヌにとってはこの父が一番の理解者であり、父にとってもかけがいのない存在のようです。(やっぱり訳分からん!)
※父はピアラ監督が演じてます。

フランス人でも、女性でもないので、正直、シュザンヌ含む一家の言動に共感は出来ないのと、タイトル「英題 To Our Loves/愛の記念に」もよく分からないんですが(笑;)、いわゆる美人ではないですが笑顔の片えくぼと若きエロスが漂うサンドリーヌ・ボネールが当時注目されたんだろうなというのは理解出来ます。
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