Yukiko

泳ぐひとのYukikoのレビュー・感想・評価

泳ぐひと(1968年製作の映画)
4.0
2022年9月9日
『泳ぐひと』  1968年アメリカ制作
監督、フランク・ペリー。

ニューヨーク州マンハッタン島。高級住宅地。
ネッド・メリル(バート・ランカスター)は50代?だが、
若々しい体をしている。
友人の屋敷のプールサイドに、林の中から海水パンツで
現れる。
高台の庭園から眺めていると、高級住宅地の友人たちのプール
伝いに、我が家に帰る事ができる!と思いつく。


颯爽と泳いで、次のプールへ。
そうやって、自宅に帰れると思っていたネッドだったが。

裕福な友人たちは、かりそめの顔をし、好意的にネッドを
もてなすが、会う人ごとに、次第によそよそしく・・・

過去に関わった人々の、その本音が見え隠れする。
あからさまに、本音をネッドにぶつける人もいて。

ネッドは、その本音を聞いてたじろぐが、ネッド自身
打撃を受ける程でもなく、というか、「?」のようだ。

女性と見ると、積極的にくどく。
それがネッドとしては当たり前のようだ。
傍に旦那がいても、その妻をくどく。
口説くというよりも、挨拶言葉なのかな。
拒否されてもショックはなくて、次の女性にいくという。

あくまでも明るい、ポジティブな考えのネッド。
現実に自分がどう評価されているか、実のところを分かって
いない。

ネッドのような人、あるあるかしら??
憎めない、でも問題児。

他の女性を口説くよりも、妻子を大事に暮らしていれば
良かったんだよって思う。
Yukiko

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