泳ぐひとの作品情報・感想・評価

「泳ぐひと」に投稿された感想・評価

ザ・シネマの
町山智浩さんの解説つきで
解説は楽しいな

全てのセリフが
比喩に思えてくる


実際は白日夢なのかなー
とか
死ぬ前の回想なのかなー
なんて
思いを巡らせてみたり
楽しめたん
taxx

taxxの感想・評価

3.3
海パンのみで知人や公営のプールを泳ぎ着いで家まで帰ろうと思いついちゃった男性。泳ぐより徒歩移動のが長くて大変そう。各家の人達と奇妙な関係性。何かがおかしい、というか何もかもおかしい。シュールだけど最終的に全てにメッセージが込められていたのには納得。
2018.9.21
CS
古いアメリカ映画
初めて町山智浩さんの解説聞いた。そこまでの背景‼️
いつものように全く何も知らずに観るも また良し。
蹂躙

蹂躙の感想・評価

3.5
主人公の素性がわかっていくのが面白かった

でも「金持ちの裏を描く」以上のものがないから古臭いかな..
森から海パン一丁で男が出てくる。彼が高級住宅街のプールを伝って、家まで帰ろうとする話。

ここまで古い時代の映画は普段あまり見ないのですが、風変わりなあらすじに惹きつけられて鑑賞。結果驚愕しました。

この男は何者なのか。
家を渡り歩いていくにつれて歓迎ムードから他人行儀になっていく住人たちと接していく中で、サスペンス調に徐々に明らかになっていく感じが良かったです。

映画が進むにつれて様々な変化が見て取れて妙な雰囲気がありました。

画面や光の感じがだんだんと暗くなっていたのはとても効果的でした。心なしか終盤の家のプールの透明度も下がっていたような気さえしました。
町山さんの解説でも触れていたけど、主役のパートランカスターが最初はとても若々しかったのに、終盤疲れきっていて一気に年相応まで老けて見えたなぁ。

なんにせよ、今から50年以上も前にこんなシュールな恐怖を描いた作品が作られていたことに驚きですね。

世にも奇妙な物語とか好きな人は気にいるかもしれませんか、あまり面白くはなかったかな。
RYUYA

RYUYAの感想・評価

4.0
パンいち姿でブルジョワの友人邸に現れた中年ナイスガイは、「あの山の向こうの自宅まで、友だちんちに寄ってその都度必ずプールで泳いで帰る」という謎に満ちた宣言をかまし、よ〜いドン。
ルール通り、ナイスガイは手ぶらパンいちで森を駆け抜け、次々と邸宅を訪問しひと泳ぎしてゆくが、家に近づくにつれ友人宅も貧相になってゆき、人々も塩対応になってゆき、徐々にその理由と男の現実が明らかになってゆく...

「こいつずっと何やってんの?」と引いて観ていると、映画丸ごと使って暗喩していたアメリカの影に感づき、コワくなる。
主人公だけずっと‘‘裸”。
そこがポイント。

貧しいロマンチストを冷笑する素晴らしきトリッキー映画。

ナイスガイが美少女とただただ遊ぶ3分間くらいずっとスローモーションのシーンはただただイカれてた。
カッパ

カッパの感想・評価

4.0
町山さんの解説込みで面白い
町山さん解説納得

たしかにレボリューショナリーロードやマッドメンの排他的な雰囲気が…
tsura

tsuraの感想・評価

3.9
海パン姿で颯爽と現れる中年。

しかし年齢を思わせない若々しさ。

彼は自宅迄にある知り合いの家に構えるプールを一つずつ制覇しながら家路に着くというなんとも仰天で子供ぽい発想で帰ろうとする話である。

これだけ聞いたら…は笑?
である。

アメリカン・ドリームの腐敗をこの時代にこんなにショッキングに見せる作品があった事に驚く。

町山さんの解説があって漸く作品の奥底に突き刺さるテーマに触れた気がする。

という事はどういう事かと言うと…まあわかりづらい笑

難解というわけではないけれど、なんというか設定は滅茶苦茶で奇天烈で凄く抽象的な作品。


でも昔はこんな設定でも大真面目に突き通すから作品のパワーは凄い。


町山さんの解説にもあったが監督は入念にリサーチを行いこの当時の広告代理店やその業界で成功を収めたセレブの闇や影と同居する傲慢さや偏見を自己陶酔に溺れきったナルシスの神話と絡めている。
ナルキッソスがストーリーの軸に据えて主人公を描写しているという点もまた興味深い。


映画の時間軸は一日の流れであるが、冒頭からラストまでの流れは実は彼の人生の転落を辿っているように映る。

だから序盤に描きこまれていた力強さは次第に失っていく。
まるで老いとは違う劣化、斜陽。

若い女の子にフラれ、自分の身の回りで起きたトラブルの話に触れていきながら…小銭すら払えない浮浪者の如きバート・ランカスターもいよいよ荒んだ老いぼれの混乱にしか見えなくなっておりその転落した顛末こそがアメリカの闇そのものであるという紛れも無い衝撃。


これは私の見解だが彼はビジネスに失敗し、全てを失った彼は実は精神を病んでしまったのでは無いだろうか?

彼の転落劇は単なる転落というよりかはサスペンス的なネタばらしによって自分の立ち位置が見えてくる展開はまさに現実と向き合えてない様相とピッタリくる。

もはや泳ぐことに執着するけど…時代にすら置いてけぼりを喰らうクライマックスはあまりにも悲哀。

傑作とは思わないけど…何かしら心には引っかかって仕方がない作品だった。
>|