このレビューはネタバレを含みます
アイヴァン・ライトマンが監督なのね。
06年公開の、スーパーヒーローを扱ったコメディ。
この06年ってのが、また。。。
所謂「スーパーガール」的な女性ヒーローが慣れない大人の恋愛に苦心するコメディなんだけど、
いまの感覚だとアウトな描写の連続で、皮肉とかではなく、とても興味深く楽しめた。
男性目線から女性の滑稽さやヒステリー、嫉妬深さや扱いの難しさを誇張してユーモラスに描き、「ハラスメント」自体もネタにする。彼女(たち)の悩みを誰も真剣には捉えず、話も聞かれることはない。
とゆー抜き出し方にも若干の抵抗はあるし、ココが笑いのポイントになっているのも判る。
だけどいまは男性のやれやれ感より、言葉を奪われた女性たちの声の方が大切におもえる、とゆーだけなのだ。
さておき、主人公である彼の設定があまり良くないのも一因で。あっさり恋人を変えるのは、どーかとおもったよ。
因みに06年は『スーパーマン リターンズ』が公開された年で、ヒーロー映画の方向性がまだ定っていない時期でもあります。