角田さんの作品で不安材少なげ。
でも映画館で観なくて良かったと思いました。
永作さんがとても良いお芝居をしています。彼女の泣き笑顔もとても自然に胸に響きました。
永作さん程では無いですが…
個人的に井上真央ちゃんは
子役出身で何をやっても相変わらずそつがないと思ってた。
でもこの役は「花男」の頃の印象をかき消す感^_^*)でなかなかです。
そして、実母の森口瑤子さん。
なかなか綺麗な顔が
過ぎてしまい感情がお芝居に
乗らないなあと
常日頃思ってましたが…。
(ファンの方すいません)
この作品の森口さん。
綺麗で素敵な妻だけど
自分とは違う可愛い系の愛人
に夫を取られるのが許せず
直接門前交渉?をするわ、
罵詈罵詈発言ありいの(^_^*)
ヒステリーにもなるわ。
まあ追い詰められてるよね。
的な心がガラス1枚になっている妻、母にちゃんとなりきってる。迫力が凄かった。
永作さんの幸せ感と比べてしまうと…実母なのに…後から切なさが込み上げました。
この映画の映像が
とても淡白な色合いなんですが
その中に光や風が柔らかく
時々激しく切なく凄~く効果的に使われています。
小豆島の風景もすごく綺麗で、観終わるとそのすばらしい風景が脳裏に浮かんで主人公の気持ちがより理解できました。
物語りは過去と現代を交差しながらすすんで行きます。
どうして…なぜ…。な物語ではありますが実際の人生においても
タイミングや本人にしか判らない発言で案外犯罪につながってたりするのかも。
そして…人間はやはり動物だから、ひよこまではいいませんが、幼い時に親だと認識した
モノの対応や言動にとても影響されるのだと改めて思います。
自信が持てなくて人と
関わる事に不安な人であっても
自分の潜在意識が
愛されている事を記憶していれば…哀しみが癒されたりするのだなあ。と…後半大号泣でした。
映画館では厳しい泣き具合でした。ホント顔ぐちゃぐちゃになった(T-T)
哀しいんだけど…
切ないんだけど…
温かい気持ちが流れてきます。
日本人らしい…温かい気持ちが。よい作品でした。