いちこ

八日目の蝉のいちこのレビュー・感想・評価

八日目の蝉(2011年製作の映画)
4.0
物心つく前の幼い頃、記憶にはなくても、恵理菜(薫)はどれほど愛されてたか、ふたりがどんな毎日を過ごしていたのかを目の当たりにして号泣。

衝動的で深くて強い母性は、自分とは遠いようでいて、でも不思議と惹きつけられる。「その子は、まだご飯を食べていません」も、「綺麗な景色をたくさん見せてあげたい」って思うものも、母性だし愛だと思った。

恵理奈にも、恵理奈の母にも父にも、希和子にも、千草にも、それぞれのストーリーがあって、いろいろな見方と善悪がある。それでも、小豆島での希和子と薫の祈るような日々に、思いきり感情移入しちゃうんだよな。もう一度、原作を読み返したくなった。
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