このレビューはネタバレを含みます
とても考えさせられる作品。
誰が悪いとかはあんまり言いたくないけど、そもそもあの夫が悪かったじゃんって思ってしまうのだけど、そこはあんまり触れられず(というか妻に許されてる)話は進む。
誘拐はもちろん犯罪だし許されることではないのだけれど、ああいう背景があったと考えると希和子を全面否定できないし、実際にあの期間は子供を大切に育てていたことを思うと、やるせない気持ちになってしまう。
ただ、子供が生まれてからは本当の母の気持ちもすごく分かるから、結局やるせない。
最後は恵理菜の幸せを願わずにいられなかった。