マフィアの組員のジョーイ(ポール・ウォーカー)は、警官の射殺に使われた銃の後始末を命じられ、自宅の地下に隠しておいたところ、息子の親友オレグ(キャメロン・ブライト)がその銃を持ちだしてしまう。そして、オレグは暴力をふるう父親を撃って逃走してしまう。急いでジョーイは銃の行方を追うのだが...。
ストーリーの規模があまり大きく感じなかったが、銃を追うジョーイと銃を持って逃げるオレグの話のテンポが良く、次第に多くの悪党たちが絡み始め、規模が大きくなっていって楽しかった。
主人公のジョーイがマフィアの下っ端なので、銃の事後処理にしくじって次々とマフィアの上から圧力がかかっていく様子は「小物感」たっぷりで、最初は妻のテレサや息子のニックに怒り口調で喋り倒すので、カッコ悪く感じました。
それに対して妻のテレサ(ヴェラ・ファーミガ)がとてもカッコよかった。オレグのSOSにすぐに駆けつけ、悪党を撃ち殺した姿に痺れました。テレサが主役の方が良かったかもしれません。
オレグは子供ですが、父親に虐待されており、それが本作の騒動を引き起こしています。彼は表情をあまり出さないのですが、決してジョーイにマイナスになるようなことはせず、義理を通す姿は子供とは思えぬ肝の大きさを感じました。そして、めったに見せない笑顔がとても輝いていました。
アクションシーンはあまり無く、これと言って印象に残るものはありませんでした。
ラストは意外性があって面白かったと思います。
普通に面白かったと思います。
鑑賞日:2022年11月6日
鑑賞方法:BS/CS BS12トゥエルビ