あっつマン

イレイザーヘッドのあっつマンのレビュー・感想・評価

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)
3.6
フィラデルフィアの工業地帯で働く印刷屋の職工ヘンリーは、ガールフレンドのメアリーから子どもを妊娠したことを告げられる。しかし、生まれてきた赤子は恐ろしい姿で、異様な泣き声で彼らを苦しめる。やがて、生活に耐えられなくなったメアリーは家を飛び出してしまう——。

デヴィッド・リンチ監督がアメリカン・フィルム・インスティチュートの学生だったころに手がけた自主制作映画「イレイザーヘッド」。いまや、カルト映画として広く知られるようになっている。

デヴィッド・リンチ監督に子供が産まれたときに撮影した映画だったはずだが、その時の深層心理を映像化したのではないかな…登場人物のヘンリー同様、リンチもデキ婚だったのかな(多分)。

奇妙な生物が突然、家族の元にやってくるという…絵本作家エドワード・ゴーリーの「うろんな客」に通じるものがある。

「子供が産まれる」極々当たり前のことだが、実に不思議な出来事であり。恐らく、リンチやゴーリーとっては、不条理な事象に映ったのかもしれない…(悲しいことに)。

イレイザーヘッドは鉛筆についてる消しゴムのこと。書いて消して…。消したい何かがあったのかな。

などと、つらつら書いたが、実際にデヴィッド・リンチ監督が何を描きたかったのかは、いまいち読み取れない。ストーリーから小物に至るまで一つひとつに、様々な意図が込められていそうだが。