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キングダム見えざる敵のkuuのレビュー・感想・評価

キングダム見えざる敵(2007年製作の映画)
3.8
『キングダム/見えざる敵』
原題The Kingdom
製作年2007年。上映時間110分。
米国映画。 R15+
絶対君主制の王国サウジアラビア
“キングダム”を舞台に、
テロをテーマに復讐の連鎖を描くサスペンス・アクション。

リヤドにある外国人居住区で、300人以上が死傷する爆弾テロが発生。FBIのフルーリー捜査官(フォックス)は、現地捜査のために4人の精鋭チームを編成しテロリストが潜むサウジアラビアへと向かうが。。。

韓国ゾンビドラマ『キングダム』
日本漫画『キングダム』
にハマったし、次もとこれを観てみた。
因みに今は『東京リベンジャーズ』にぶちハマってる。
偖、
小生は神道イズムを持ち合わせてない。
でも、神社に行くなら(実際は行かないが)できる限り服装に気をつける。
ましてや、唾やゴミは捨てない。 
お寺や教会、モスクに出向くとしても同じ。
しかし、マンパワーの奢りかアメコウは不敬をはたらくボンクラは多々いる。
アメコウちゅうのは集団を形成したら何で己の価値観てのを押し付けるんやろか?
一人一人は気さくでええ奴やし、文化も肯定できるのに。
まぁ人間の性質やろけどアメコウは特にキツい。
米国はテロとの戦いのスローガンは確かにJUSTICE(正義)って側面もなきにしもあらずやけど、米国の価値観による覇権主義の側面てのがあるちゅうことを忘れちゃアカン。
あと、それに忖度した日本の政治家とNEWSを鵜呑みにしても目が曇る。
劇中サウジ警察のコマンダーがいみじくも
『I do not like your American jokes』
ちゅうセリフを云う場面があるけど、下品なアメコウの  
shit,
fuck you,
dig your ass
とかの一部日常の口語を非難している点、目?耳を引いた。
ムハンマドの地に土足で上がってくるFBI捜査。
しかも無神経にTシャツの上からボインを突出している『ボインの嘆き』女子までを聖なる地に送り込むアメリカ人の無神経さこそがジョークやし、笑えないジョークやと感じたかな。
社会派やと云われとるマイケル・マンが製作者として関わっているだけに、 テロと復讐の止まることのない連鎖への警鐘を多少は与えている描写はあるものの。
一方で、アメリカ人に協力しとる警察コマンダーに、捜査の合理主義、言い換えりゃ米国イズムアメリカニズムを説く物語ととれる。
殉死したコマンダーの子供たちが最後の場面で遊んでんのは、あの米国資本主義を幼少の頃から植えつける『MONOPOLY』
(20世紀初頭にアメリカ合衆国で生まれたボードゲームの一つである。プレイヤーは双六の要領で盤上を周回しながら他プレイヤーと盤上の不動産を取引することにより同一グループを揃え、家やホテルを建設することで他のプレイヤーから高額なレンタル料を徴収して自らの資産を増やし、最終的に他のプレイヤーを全て破産させることを目的とする。モノポリーとは英語で「独占」を意味する)
であることに一瞬にして捉えるんは沢山いてるはず。
皮肉で描いとるんか、小馬鹿にしとるんか。
サウジアラビア版西部劇って感じたかな。
正直、この作品で、思想性や哲学性を求めるのはnonsense。
でも、オイル会社の米国人居住地区がテロリストにより虐殺されよったことに、リベンジを誓って乗り込んだ四人のFBIの活躍は多少面白さはある。
まさに、国家や男の
『美学』。
拉致事件でこないにも日本国家けちょんけちょんに馬鹿にしとるの尚、 キム様にご協力したいちゅうボケた政治家どもが跋扈している日本が
嗚呼情けない。
とは云え単純に今作品を見たら、リアルな乾いた音や湿った音、砲弾や機関銃などの音の不協和音と協和音のドンパチ銃撃戦は楽しめた。
kuu

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