2022.04.02.
「アメリカとテロリスト、どっちも悪いよね。まあ、最初に攻撃してきたのはテロリストだけど」って言ってる感じでした。
いや、それは穿った見方なのかな。
中東の人みんなが悪いわけじゃないし、悪いのは一部の人だ、ときちんと描いてました。
ただ、アメリカはやられたからやり返してるだけで過失はありません、と言いたいのだということは、やはりどうしても感じてしまいます。
そういう政治や思想や哲学の解釈は完全においといて娯楽映画として100点でした。
個人的には耳打ちをした台詞がこの作品で一番の注目ポイントだと思います。
2022.05.01.
数年ぶりに見ました。
このサブスク無料映画時代に、TSUTAYAプレミアム(旧作DVD借り放題サブスク)に入ってるのに、300円出してオンライン動画レンタルで見ました。
やはり一度目にレビューしたように
「こうして復讐の連鎖が・・・」
「でも、最初に攻撃してきたのは相手だけどね!!!!!」
「敵側にもいい人はいる」
「一部だけどね!!!!!」
「あ、アメリカが絶対的正義っていうのは大前提ね!!!!!」
「子供を殺したりするけどそれは相手が悪いんだよ!!!!!」
っていうのはやはり感じちゃいました😒
でも、何度見ても、冒頭のテロのシーンはこのシーンだけで、精神的ショックをかなり受けるし、テロリストは、イスラム教徒は、中東系は、非道で卑劣で邪悪で、アメリカ人、ヨーロッパ系、白人は被害者で高潔で正義なのだと思わせられてしまいます。
ハリウッド映画でアメリカ人が他国と戦う話はいつもそうだな、と感じますがこれが正しいのだと思います。
映画はこうやって作るのがまったく正しいのだと。
自分たちを悪だと描くのが逆にどうかしてるのだと。
そう思います。
日本人の僕でも、これを見てアメリカが被害者で正義なのだと一瞬でも強く思ってしまったのだから、欧米人が見たらどう思うのか。
911は自作自演だと思ってるアメリカ人はかなり多いとのことだから、意外とこういう映画も冷めた目で見たりするのかな。
本編には直接の関係はないですが、映画アルゴは冒頭なんかほとんど同じようなアニメーションで始まりますし、半分くらいはパクリといってもいいくらいこの作品に強い影響を受けてるのは間違いないだろなあと思います。