このレビューはネタバレを含みます
「バトルシップ」などのピーターバーグ監督の"真面目な方"の映画。
ただしエンタメアクション映画としても十分面白い作品。
製作に「ヒート」のマイケルマンが入っていることもあり、銃撃シーンはとてもリアリティがあります(乾いた発砲音が良いです)。
テロにより同僚を失った主人公は仲間の死を悲しむ同じく同僚のジャネットに
「奴らを皆殺しにする」
と囁く。
一方、ラスト、主人公達により瀕死となったテロの首謀者は自分の孫に
「奴らを皆殺しにする」
と言い残す。
主義主張の違いがあると気づきにくくなりますが相手も同じ人間。それでも一度復讐が始まると止まらない。負の連鎖。
こんなこと止めればいいのに、と思うけど理想を掲げるのは簡単。現実はもっと複雑でどうすれば解決出来るのか?